祝成人 息子誕生with子宮筋腫

子宮筋腫は、月経のある女性の約4人に1人にできると言われています。子宮壁にできる良性の腫瘍で、悪性腫瘍に変化することはほとんどなく、症状の深刻度や治療の時期も人それぞれ異なるようです。わたしは、自覚症状が全く無く、妊娠検査時にこぶし大の子宮筋腫が発見され驚きました。

初めにかかった産婦人科では、「筋腫があるから大変だ。総合病院へ行くように。」とアドバイスされました。赤ちゃんを授かるという喜ばしい嬉しいことなのに、えらいこっちゃ的な言われ方をしたため、不安で不安で仕方がなかったのを覚えています。
総合病院にかかる前に、別の産婦人科にかかったところ、「大丈夫。大丈夫。うちで大丈夫。」と仰っていただき、ほっとしました。良い先生に出会えて本当によかったです。

筋腫があっても問題なく順調にお腹の中で育っていきましたが、流石に後半はお腹が張ってめちゃくちゃ痛くなる時もありました。痛み止めを処方され、飲んでも赤ちゃんに影響ないかな?と心配でしたが、痛みに変えられず薬を飲むという毎日でした。

ちなみに、わたしの妊娠中は、社会的に今ほど優遇されていなかったので、会社では面談で子無しの男性上司に、「よく休みますね。」と言われ、頭にきてそれ以降休まなくなったり、妊婦といえども普通に仕事をしていました。現在はかなり優遇されていて羨ましいなと思います。

出産予定日よりも10日ほど早く陣痛のような痛みに襲われて病院に行ったけれど「また来週来てください。」と言われ、こんなに痛いのに来週まで待てないぞ!と思いましたが帰宅。しかし、痛みは治まらず、次の日に入院となりました。
入院後2日近くずっと痛いまま我慢していましたが、結局、陣痛促進剤を打ち、帝王切開することなく出産することができました。当時、病院は出産ラッシュだったのか病室に空き無く、気付いたら妊婦さんがエクササイズするトレーニングルームにエアベッドが設置された簡易病室に寝ていました。しかも他にも出産を終えたお母さんが二人ほどいらっしゃいました。

子宮筋腫の治療は、年齢や筋腫の場所、大きさ、数で決まるそうです。わたしの場合は、こぶし大だったので、出産時に一緒に取り出すことが出来ずで様子を見ましょうということになりました。
もう少し小さい筋腫であれば、出産と同時に摘出できるそうです。出産後も内視鏡の手術で取り出せるようです。今や子宮筋腫は全く心配のないもののようです。

無事に出産した後、何事もない日々が戻ったので、子宮筋腫のことはすっかり忘れ、放ったらかしにしていました。

そんな、結構大変な思いをして産んだ息子が成人式を迎えました。
新型コロナの流行で、市の成人式が1月から3月へ延期となり、先日晴れて式を執り行っていただきました。準備をしてくださったみなさまに感謝です。ありがとうございました。
今まで、いろいろあったけれど、大きな事故や病気・ケガがなく無事に大人の仲間入りをしてくれて息子にも感謝です。
これからも健やかに生きて行ってくれたらこれ以上の幸せはありません。

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