子宮筋腫摘出と更年期障害

子宮筋腫のその後です。

出産後は、子宮筋腫のことをすっかり忘れ、定期検査も受けずに暮らしていました。

7年ほどたったある日、激しい腹痛に襲われ、病院に駆け込んだところ、お腹が膨れていておかしいからとレントゲンを撮ったら子宮筋腫が赤ちゃんの頭サイズに育っていました。
確かにお腹が出て太った感がありありでしたが、「太っちゃったな」くらいで、自覚症状も無くまさか筋腫が育っているとは思わずでした。検査を受けなかったことを本当に後悔しました。自然体すぎる自分を責めました。

子供を産まないなら子宮はいらない臓器で子宮がんのリスク軽減にも摘出してよいのではないかと提案され、悩んだ末に摘出を決めました。
母から、盆月の手術は良くないと言われましたが、子どもの学校のことと自分の仕事のことを考えると、夏休みに手術をするのがよいのかなと思い、息子を出産した産婦人科に入院し筋腫を子宮ごと摘出しました。

手術は全身麻酔で、1から数を数えると、7くらいで足元がゾワゾワして感覚が無くなり、視界が真っ暗になってきました。死ぬってこんな感じかもしれないと薄っすら「さようなら」と縁起でもないことを心の中でつぶやきました。

先生の話声で目が覚め手術が終わったっぽいな。生還したな。と思いました。看護婦さんが、枕元に取り出したブツを持ってきてくれたので見せてもらいましたが、血管が張り付いていて、ものすごく気持ち悪い筋腫でした。本当に赤ちゃんの頭サイズでした。

退院まで数日入院していたのですが・・・自分では大丈夫だと思っていたのですが、改めて子宮が無くなったという事実にとても悲しくなり夜な夜な泣いて過ごしたり、看護婦さんを心配させてしまったりと、精神的に不安定な数日でした。入院中はほぼ孤独な日々だったので悲しみを発散できず辛かったです。ただ、病気ではない?ので病院の食事が豪華で美味しいものを三食出していただきました。それだけが楽しみでした。

お腹もペッちゃんこになり、退院後は順調に日常生活に戻ることができました。

当然ですが、月経が無いので楽なんです。でも、毎月2日間ほど、胸が張ったり、むくんだりするので不思議と周期はなんとなくわかります。

今は、更年期障害の真っただ中だと思うのですが、月経が無いので終わったのかどうなのか不明です。変に汗をかいたり、熱くなったりという「あるある」はありますが、ホルモンの検査をするまでもなく、終わっても終わってなくてもどうでもいいやという思いで日々過ごしています。

健康が一番。定期的に健康診断せねばと改めて思いました。

Nagomichere なごみしぇーる

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